タリバンの目的とは?女性差別はなぜ?わかりやすく簡単に解説!

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タリバン

2021年8月15日アフガニスタンの旧支配勢力タリバンがアフガニスタンを制圧し、タリバンの勝利宣言を発表しました。

今後タリバン主導でアフガニスタンの国家運営が進められることになるのですが、果たしてタリバンの目的とはなんなのでしょうか?

まとめていきたいと思います。

タリバンとは?

タリバンとはアフガニスタンで活動するスンニ派過激組織のこと。

1996年から2001年にアフガニスタンの大部分で勢力をもっていましたが、9.11同時多発テロの後のアメリカ軍の進撃により、タリバンは勢力を失い反政府勢力として再編成されました。

しかし2021年8月15日、米軍完全撤退を見据え勢力を強めたタリバンが再びアフガニスタンを支配することとなりました。

タリバンの目的

タリバンがアフガニスタンを支配するのは「アフガニスタン・イスラム首長国」による政府の樹立、「シャリーアに基づく統治体制の確立」が目的とされています。

それぞれ説明していきたいと思います!

「アフガニスタン・イスラム首長国」による政府の樹立とは

「アフガニスタン・イスラム首長国」とは1996年タリバンがアフガニスタンを支配をしていたときの国名。

「イスラム首長国」とは、イスラムの君主である「首長」が国家を支配する国ということです。

つまり「イスラム首長」による独裁政権の樹立がタリバンの目的ということになります。

シャリーアに基づく統治体制の確立」とは

「シャリーア」とは、イスラム教の聖典コーランと預言者ムハンマドの言行録を基に作られたイスラム教の法律。

タリバンは、イスラム教の法律「シャリーア」に基づいて、国土と人民を支配することを目的としています。

こちらは、シャリーアが存在する意義を説明した文章を引用したものです。

人間は、本来、弱いもので、シャイターン(悪魔)にそそのかされて、あやまちを犯しやすい。脱線しがちな生活や社会を、つねに正しい道へひきもどさねばならない。人間の弱さに対して、外から指針を与えようとするのが、シャリーアである。……具体的になににしたがい、どの道を歩んで暮らしていけば、弱い人間が悪魔の誘惑にうちかって、無事に天国の門に入ることが出来るのか。それを教えるのが、「砂漠のなかで水場にいたる道」を意味するシャリーアなのである。

つまりシャリーアは、イスラム教とって天国に入るための教え、道筋ということ。

タリバンはシャリーアで国を統治することによって、自分たちが信じている「天国に入るための国」をつくろうとしているのではないでしょうか?

シャリーアの内容

シャリーアは、礼拝などの儀礼的な規範から,婚姻,契約,身分,訴訟,刑法,行政,戦争などの法的な規範までをふくむ広範な体系をもっており、ムスリムが多数を占める地域・イスラム世界で現行している法律になります。

シャリーアでは殺人、強盗、同性愛、麻薬、などは死刑と定められています。

しかし、シャリーアをどのように現代社会に適用するかについては国によって異なります。

厳格にシャリーアを守っている国では、イスラム教徒のアルコール摂取に対する刑罰としてむち打ち刑が行われていたり、ムスリム女性と非ムスリム男性の不倫には、死刑が科されることもあります。

またサウジアラビアでは同性愛者に死刑が科されることもありました。

タリバンのシャリーア、女性差別はなぜ?

タリバンがアフガニスタンの大部分で勢力をもっていた時代、タリバンのシャリーアは、「女性には労働や教育などの自由がない」「女性の親族男性を伴わない外出は禁止」など女性を差別する内容でした。

なぜタリバンはそのような女性を差別する規制をしたのでしょうか?

原因はシャリーアの基となっているイスラム教の聖典に、「女性は男性より劣位にあり、保護されるべき存在である。」と定められいるところからきています。

「女性は保護されるべき存在」であるから、女性が自立しないように労働や教育はさせないという発想なのでしょう。

また「女性は男性を誘惑するもの」との記載から、タリバンのシャリア法では女性は外出時、全身をすっぽり覆い隠す「ブルカ」の着用が義務づけられていました。

このように、タリバンの女性差別はイスラム教の聖典を厳格にまもり、独自に解釈したところからきているのです。

まとめ

「タリバンの目的」について、また「タリバンの女性差別はなぜなのか」についてまとめていきました。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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