2021年8月24日東京の白金高輪駅のエスカレーターで、男が突然、通行人の男性に硫酸をかけ20代の男性が顔にやけど、滑って転んだ女性も左足に硫酸がかかり、やけどを負いました。
とても恐ろしい事件なのですが、硫酸でやけどをしてしまうのは一体なぜなのでしょうか?
今回は硫酸でやけどをする原因や、硫酸がかかってしまった場合の処置方法についてもまとめてみました。
目次
硫酸でやけどをするのはなぜ?

火傷とは皮膚のバリア機能が、一定以上の刺激や高温の気体・液体・固体にさらされ破綻することによってできる損傷のことをいいます。
そして火傷は原因別にいくつかの種類に分けることができ、硫酸での火傷は「化学熱傷」という分類に分けられます。
科学熱傷とは化学物質によって引き起こされる皮膚の損傷のことをいい、熱によるものではないのですが、火傷と似た症状が見られるため、火傷の一種として分類されているのです。
硫酸で火傷をしてしまう原因ですが、硫酸には「濃度の低い希硫酸」と「濃度の濃い濃硫酸」があり、「濃硫酸」に含まれている脱水作用および腐食作用が皮膚や粘膜を破壊してしまうようです。
こちらは濃硫酸のおそろしさがよくわかる動画になります。
濃硫酸はこんなにも恐ろしい物質。
— VAIENCE バイエンス (@vaience_com) November 5, 2019
紙を一瞬にして脱水し、炭化してしまう。人間の身体にかけるととんでもないことになるでしょう。 pic.twitter.com/cfTO6oomuV
硫酸を浴びてしまった場合の処置方法は?

万が一硫酸を浴びてしまった場合の処置方法ですが、まず第一に薬品がかかってしまった部分をできるだけ早く水で洗い流すことが重要です。
また衣服やマスク、アクセサリーなどに薬品が付着している可能性がありますので、身につけているものを脱ぐことも大切です。
また予防法としては、「夜遅くに出歩かない」「1人で外出はなるべくしない」などがありますが、なかなか現実的には厳しいかもしれません。
一番現実的である予防法としては、硫酸をかけられて一番おそろしいのは失目であるため、硫酸が目に入らぬようサングラスやメガネを着用することでしょう。
また薬品がかかってしまった部分をすぐ洗い流せるように、水を持ち歩くのも被害を最小限に抑えるためには効果があるでしょう。
▼以下にさらに詳しい内容がのっているサイトも載せておきましたので、よければご覧ください。
まとめ
硫酸でやけどをしてしまう原因や、硫酸がかかってしまった場合の処置方法をまとめていきました。
普段の生活の中歩いているだけで、こんな事件にあってしまうなんて、他人事ではないとても怖い事件だなと感じました。
最後までお読みいただきありがとうございました!