2022年1月から『笑点』のレギュラーメンバーとして加入された落語家の桂宮治さん。
明るく前向きな人柄で、初回の登場から人気を集めている桂宮治さんですが、
実は、桂宮治さんは30歳を超えてから落語の世界に入門したという遅咲きの落語家さんです。
そんな桂宮治さんの師匠は一体誰なのでしょうか?
今回は、桂宮治さんの師匠についてまとめていきたいと思います。
目次
桂宮治プロフィール・経歴
桂宮治(かつら みやじ)
本名:宮利之(みや としゆき)
生年月日:1976/10/7
年齢:45歳(2022/2.現在)
出身地:東京都 品川区
経歴
桂宮治さんは高校卒業後、演劇を学び俳優を目指しますが芽がでず、生計をたてるため役者の先輩から勧められた化粧品の実演販売の仕事をするようになります。
その明るい人柄と巧みな話術で、桂宮治さんは年収1000万円、業界でも1位〜2位を争うトップセールスマンとなりますが、
営業の仕事に対して、
「購買意欲がない人に物を売る仕事に疑問を感じたこと」
「一生をかけてやりたい仕事ではないと思ったこと」
がきっかけで、このままでいいのかと感じるように。
そんな中たまたまYouTubeで、桂枝雀さんの落語を見つけ「こんなに面白いものがあるのか」と、落語の面白さに衝撃をうけ、落語家を目指すことを決意します。
そして化粧品販売の仕事をやめ、31歳のとき落語の世界に入っています。
桂宮治の師匠は桂伸治
桂宮治さんの師匠は、三代目・桂伸治さんです。
桂伸治プロフィール

三代目桂伸治(かつら しんじ)
本名:板倉克己(いたくら かつみ)
生年月日:1952/5/14
年齢:69歳(2022/2.現在)
出身地:東京都 渋谷区
師匠:十代目桂文治
桂伸治さんは、1974年に東洋大学を中退し、二代目桂伸治に入門。
1989年、三代目桂伸治を襲名しています。
桂伸治さんは、根っからの職人気質でテレビなどの出演は少ないですが、
明るい高座で「古典落語の正統派」として、各寄席を基盤に活躍していらっしゃいます。
現在、桂伸治さんには8名のお弟子さんがおり、そのなかで真打は2名。
そのうちの1人が、桂宮治さんです。
TVへの露出は少ない桂伸治さんですが、たまに桂宮治さんのYouTubeに出演されており、動画からは、笑顔が素敵なとても魅力的な方であることが伝わってきます。
(桂伸治さんは動画の8分30秒頃から登場されます。)
桂宮治と師匠・桂伸治との出会いは?
桂宮治さんは「落語家になる」と決意してから、都内のあらゆる寄席や落語会を周り、師匠探しをはじめます。
そして国立演芸場の定期公演で、桂伸治さんがヘラヘラしながら袖からでてきた瞬間、
「この人しかいない!」
と体に電気が走るような衝撃をうけ、桂伸治さんに弟子入りすることを決めたそう。
桂宮治さんは桂伸治さんのスケジュールを調べ、新宿区の末廣亭で待ち伏せ。
待ち伏せして3日目、ようやく桂伸治さんと話すことができ、弟子入りを直訴したそうです。
しかし桂伸治さんは、落語の知識も経験もなく当時31歳という桂宮治さんの年齢を聞き
「やめといたほうがいい。一生貧乏するかもしれない」
と、落語家にならいほうがいいと説得。
また桂宮治さんの奥さんにも落語会で生きていく大変さを語り「やめといたほうがいい」と説得しますが、それでも夫婦共々落語家になることを諦めなかった姿勢を見て、
桂伸治さんは、弟子入りを許可します。
そうして2008年2月、桂宮治さんは桂伸治さんの門下生となります。
当初はお給料も少なく、慣れない落語の世界でかなり苦労されたそうですが、
持ち前の話芸とセンスで、数々の賞を総なめにし、落語会で徐々に頭角を現していきます。
そして入門から13年後の2021年2月、真打に5人抜きで昇進し落語会の最高位に。
2022年1月には笑点のレギュラーメンバーとなるなど、大活躍されています。
30代からの入門ということで、桂伸治さんは最初かなり心配だったと思いますが、
こうして活躍されている桂宮治さんを見て、桂伸治さんも桂宮治さんを誇らしく思っていらっしゃるのではないでしょうか?
まとめ
今回は、桂宮治さんの師匠についてまとめていきました。
最後までお読みいただきありがとうございました。