2021年8月6日におきた「20代の女性ら10人以上が重軽傷を負った小田急線切りつけ事件」を皮切りに、電車内での無差別的な切りつけ事件が増えてきました。
このような事件が起きるたび電車を利用している人はとても怖い気持ちになりますよね。
また日本人にとって電車は、通勤通学に欠かせない交通機関ですので、避けようとしても避けれないということがあると思います。
そこで今回は、電車内での切りつけ事件に遭遇した際、少しでも自分の身を守ることができる護身術についてまとめていきたいと思います。
目次
【電車内での刃物事件】自分たちできる対策や対処法は?
防犯グッズを利用する
まず日頃から防犯グッズを持っておくというのが、一番再現性のある対策方法になります。
以下、刃物の切りつけ事件から身を守ることのできる2つのアイテムをご紹介いたします。
防刃バック
まず1つ目が、防刃バック。
通り魔対策として、刃物の切りつけに強い「防刃バック」というものが出ています。
日頃このバックを持ち歩いているだけでも、いざというときの強力な盾として命を守ってくれるでしょう。
防刃パーカー
2つ目が防刃パーカー。

ケブラー繊維という通常の素材より、刃物の切りつけに強い素材でつくられており、切り裂きに優れた威力を発揮します。
「刃物を絶対に貫通させない」というわけではないですが、少なくても普通の洋服よりかは身を守ってくれる可能性が高いでしょう。
通勤電車のロングシートを盾にする

実は、普通電車のロングシートは、数人がかりなら取り外しが可能です。
犯人が近くにいない状況であれば、何人かで協力してロングシートを取り外し、盾として使ったり、犯人を抑え込むことに使ったりもできるのではないでしょうか?
ちなみに、2018年の新幹線内での殺傷事件のとき、事件現場にいた複数の乗客は、新幹線の座席を取り外し、盾として使っていたそうです。
消火器

電車内に備え付けられている消化器を使うのも、犯人から身を守る方法として有効です。
消化器を犯人の顔にめがけて噴射するなどすれば、犯人の動きを鈍くすることができます。
公共機関にある消火器は中型なので、それなりの噴霧量(時間)があり、その間に多くの人たちを避難させることもできます。
また消火器は頑丈なので、噴霧が終っても、刃物からの防御に使うことも可能。
消火器は車両の連結部の近くに設置されていることが多いそうですが、普段電車に乗る際、どこに消化器があるのか、日頃から確認しておくとよいでしょう。
ベルトをつけておく

ベルトも実は身を守るアイテムとして使うことができます。
ベルトを鞭のように振り回すだけでも、犯人は近づきずらくなります。
また護身用のベルトというのもありますので、万が一のために購入し身につけておくのもようでしょう。
背中を向けない

また、電車内と狭い空間で全力で逃げるのが難しい空間の場合、できる限り背中を犯人に向けないというのも大切です。
犯人との距離がある場合はいいのですが、もし相手が近くにいて自分に向かってきた場合、背中を向けると犯人の攻撃をかわすことができず、かえって危ない状況になってしまいます。
極限状態の場合、思わず背中を向け逃げたくなってしまうと思いますが、このような知識が頭にあるだけでも、本当に危険な状況でとる行動が変わってくることもあるでしょう。
まとめ
今回は、電車内での切りつけ事件に遭遇した際、少しでも自分の身を守ることができる対策などについてまとめました。
自分の身を守る知識があるかないかで、命が助かるか助からないか変わってきます。
本当は、このような事件がおきないことが一番なのですが、そういうわけにもいきませんので、日頃から自分の身は自分で守れるよう意識していきたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。