2021年8月15 日タリバンがアフガニスタンを制圧し、アフガニスタン政権が没落しました。
アフガニスタンの大統領であったガニ大統領は、流血を避けたいとして国民を置いていち早く海外へ逃亡したことが避難の的となっています。
そんなガニ大統領とは一体どんな人物なのでしょうか?経歴や評判などまとめてみました。
目次
ガニ大統領プロフィール

アシュラー・ガニー
生年月日:1949年5月19日
年齢:72歳(2021/8.現在)
出身地:アフガニスタン ロガール
配偶者:ルーラー・ガニー
最終学歴:コロンビア大学
子女:アシュラフ・ガニー マリアム・ガニー
ガニ大統領の経歴

ガニ氏は1949年アフガニスタンのローガン州で生まれました。
高校生のとき交換留学生としてレイオスウィーゴ高校で学び、その後1973年ベイルートのアメリカン大学で人類学の学士号を取得、1977年アメリカのコロンビア大学では人類学博士号を取得します。
ソ連軍侵攻以前はアフガニスタンのカーブル大学で教えていましたが、ソ連軍侵攻後はアメリカへ移住。
ジョンズ・ホプキンス大学などで教鞭を執った後、1991年から世界銀行につとめています。
2001年タリバン政権の崩壊に伴って、アフガニスタンへ帰国。
アフガニスタンで財務相などを務めた後、2009年にアフガニスタン大統領選挙に出馬しましたが、4位におわりました。
しかし2014年アフガニスタンの大統領選挙に再出馬し当選、第2代大統領に就任しました。
ガニ大統領はどんな人?評判は?
ガニ氏は世界銀行出身、米国の大学で学び教べんをとった知米派です。
国連事務総長候補にも名前が挙がったことがあり、知識人に指示者が多いとされています。
しかしガニ氏の最近の評判はというと、バイデン米大統領は「汚職撲滅や行政機能の正常化、政争の解消を会談などで促してきたが、どれも失敗した」とガニ氏を酷評。
またアフガニスタンが今回タリバンに制圧された原因の1つ「アフガン治安部隊の能力の低さ」は、民族対立からガニ政権に不満を持つ隊員が多く士気が低かったことがあげられています。
そして首都陥落前日の2021年8月14日タリバンの攻撃に対しガニ氏は、州都ジャララバードの「無血開城」を指示。南方から攻め上がってきたタリバンに首都攻略のきっかけを与える結果となり「売国奴」などと非難されました。
このようにガニ氏は軍最高司令官としての責任を果たしていないと、国外からの評価はよくありませんでした。
ちなみにこちらはガニ氏が大統領になる前の2007年、アメリカのメディア「TED」で「崩壊国家の再建について」また「アフガニスタンの未来について」語っている映像。
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まとめ
今回はガニ大統領はどんな人なのか?経歴や評判などをまとめていきました。
ガニ大統領はアメリカの大学で学びとても頭のいい人なのだと思いますが、今回のいち早く海外に逃亡してしまった件をみると、国民のことを考えない自分ファーストな人なんだと感じてしまいました。
最後までお読みいただきありがとうございました。