アフガニスタンの反政府武装勢力タリバンは2021年8月14日、アフガン第4の都市マザリシャリフを制圧したと宣言しました。
また別の複数の州都も陥落し北部州都は全てタリバン支配下となり、全34州都のうち7割超に当たる26州都が制圧されました。
そして、タリバンは首都カプールにも迫りつつある状況とのことです。
目次
【画像】アフガニスタン首都カブールの情勢まとめ。2021年8月15日現在
ツイッターに流れている2021年8月15日現在のアフガニスタン首都カブールの情勢をまとめました。
こんにちは戦場カメラマンの渡部陽一です。アフガニスタン情勢。アフガニスタン拠点のイスラム組織タリバーンの支配地域が首都カブールに迫っています。南部最大都市カンダハールや首都に隣接するロガール州の州都プリアラムが陥落。劣勢のアフガニスタン政府がタリバーンに一部権限移譲する可能性。
— 渡部陽一 (@yoichiomar) August 14, 2021
『米軍がアフガニスタンから外国人や外交官の退避を開始。
— だんちょう (@no_yabo) August 15, 2021
カブール空港に着陸したCH-47チヌークヘリコプターが、米国大使館員の一行を乗せている映像です。』 pic.twitter.com/X7bgAH9cod
今朝のカブール。
— M.F (@MF77005799) August 15, 2021
アメリカへのビザを取得しようと、ビザ配給センターに群がるアフガニスタン人たち。
絶望の物語。
多くの人が私のところに来て泣いていた。
−タリバンに捕まったら虐殺されるのは、目に見えてる。pic.twitter.com/NpwRxNB9jI https://t.co/mKkLyKPEpz
たった今、アフガンの通訳から連絡あり。タリバンが首都カブールから数キロのところまで迫ってきている。政府軍は戦わず、降伏する模様。米軍は大使館と空港に張り付き、駐在員を逃がすためだけにカブールにいる。テロとの戦いから20年、アメリカのやってきたことは何だったのか。
— 西谷文和 (@saveiraq) August 15, 2021
通訳が言うには、おそらく今夜、カブールがタリバンを陥落させる。今入った情報だと、カブール近郊のカルガー湖までタリバンがきている。カルガー湖からカブールまで車でわずか45分。アフガンは「タリバン政権」に逆戻りする。
— 西谷文和 (@saveiraq) August 15, 2021
カブールの中心、シャーレナウ公園や、病院や学校の中庭に避難民があふれている。無謀な戦争を仕掛け、無辜の人々を殺戮したから、ニュータリバンが増えたのだ。そんな戦争の途中で放り投げて去っていく米軍の責任は重大。 pic.twitter.com/8QFK9SQnnA
— 西谷文和 (@saveiraq) August 15, 2021
アフガン政府軍が各地で投降しているので、アメリカが配った銃や戦車が、全てタリバンのものになっている。刑務所から元タリバン兵も多数逃げているので、今後タリバンはますます強大に。今後はちゃんと交渉して、血を流すことなく、「宥和政策」で統治していくしかないだろう。
— 西谷文和 (@saveiraq) August 15, 2021
アフガニスタンの首都カブールもあと1週間ほどでタリバンの手に落ちるようで米大使館員はヘリで脱出始めた。政府協力者はタリバンの報復を恐れて数万人が亡命を希望しているけど直ぐには出国できないだろう。相当の難民が出る。20年間のアメリカの戦いは何だったんだ。米軍の撤退は正しかったのか。 https://t.co/9Vay3SdeCw
— 北澤 肯 (@alternabikes) August 15, 2021
まとめ
2021年8月15日現在、アフガニスタン首都カブールのかなり緊迫した情勢をまとめていきました。
また何か動きがありましたら、追記していきます。